根管治療にはラバーダムとマイクロスコープが必要です。
投稿日:2021年8月9日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。連休最終日、いかがお過ごしでしょうか?ひまわり歯科クリニックの村上です。
私は坐骨神経痛が痛いので家でおとなしくしておりました。おかげで怠けて溜まってしまった事務仕事や、読まなきゃいけない本や文献に目を通すことが出来ました。
さておかげ様をもちまして、最近は初診の患者さんが増えてまいりました。(HPをリニューアルしたせいだと思います。Y口さん、ありがとうございます。)
来院される患者さんで、目立って増えたのが他院さんで行われた根管治療をやり直して欲しいというケースです。その時『ラバーダムはかけてもらえるのですか?』とか『マイクロスコープは使ってもらえるのですか?』という質問を必ずと言ってよいほど受けます。(患者さんも、よく勉強されてますよねー)
結論から申し上げますと、当院では根管治療の際は100%ラバーダムとマイクロスコープを使用しております。保険の治療の場合もです。
根管治療で最も大事なポイントは、根管(もともと神経のあった場所)の中をいかに無菌的な状態に戻すかということです。
治療中に唾液が歯に触れることはご法度なのでラバーダムは必須ですし、根管内に汚れの取り残しがあるかないかは、マイクロで確認しなければ絶対にわかりません。
実際自分がマイクロを使用する前に治療した歯を、マイクロを使って覗くと、大きな声では言えませんがちょっと引くぐらい汚れていました。逆にマイクロを使うようになってからは、『根管内ってこんなにピカピカになるものなのね』と自分でも感心するくらいきれいになります。
マイクロを使わない根管治療は盲目的なのでやはり限界があります。一度マイクロを使った治療を行うと、以前の盲目的な根管治療には不安しか残らないので、もう戻れません。
自分が保険の根管治療にもラバーダムとマイクロスコープを使用するのは、こういった理由からです。
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