詰め物やかぶせ物は、なぜ取れる?
投稿日:2021年9月6日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。ひまわり歯科クリニックの村上です。
9月のはじめとしては信じられないくらいの涼しさですが、こういう時は体調を崩しやすいものです。気を付けましょう。
食事中に口の中にガリっという感覚とともに、口の中から銀歯が出てきた。こんな経験をしたことのある人もいらっしゃると思います。びっくりして焦りますよね。
銀歯が外れる原因には
①虫歯の再発(二次カリエス)
②セメントの劣化
➂噛み合わせの変化
④歯ぎしり、食いしばりをする
などがありますが、だいたいの場合①の虫歯の再発が起こっています。
何回も歯医者に通い苦労して入れた銀歯でも、数年経つと銀歯の下で虫歯ができてしまいます。詰め物でも被せ物でも、銀歯と自分の歯の間には境目が必ずあります。入れたての時はその境目に隙間が無いように作るのですが、数年経つと銀歯が劣化して境目に隙間ができていまい、そこに唾液中の虫歯の菌が入り込む余地ができてしますのです。銀歯で治療する場合、これはほとんど避けられないことなのです。
しかし逆に言えば、境目に隙間さえできなければ虫歯の菌が入り込む余地がなくなりますので、虫歯はほとんど再発しなくなります。
虫歯の治療イコール銀歯、というイメージを持たれている方もいまだに少なくありませんが、現在はいろいろな治療オプションがあり、二次カリエスを防ぐことができます。
もし食事中に銀歯が取れたりしら、先ずは歯医者さんに取れた原因を聞き、今後そうならないような治療方法があるか尋ねてみてください。きっと良い方法が見つかると思います。
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