インプラント(歯科口腔外科)
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リスクを抑えた適切なインプラント治療に努めています
ひまわり歯科クリニックでは、歯を失った際の咬み合わせの修復方法の1つにインプラント治療をおすすめしています。患者さまが前向きに治療をご検討いただけるよう、精密検査の実施やオペ環境を整え、リスクを最小限に抑えたインプラント手術を心がけています。
インプラントとは?
インプラント(歯科インプラント・デンタルインプラント)とは、歯を失った部分に人工的な歯を作る歯科治療です。
顎骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着することによって、歯の機能を修復します。ブリッジや入れ歯などの治療法に比べ、見た目や機能性も優れているため、より天然歯に近い感覚で生活していただけます。
口腔内の状態にもよりますが、スムーズに処置が進めば通常の歯科治療とさほど変わらない所要時間で手術を終えることができ、入院等も必要ありません。
インプラント手術の流れを動画で確認いただけます
▼こちらは一般的なインプラント治療の流れを分かりやすくまとめた動画です。どのような流れでインプラント手術が進むのかをご覧いただけます。
インプラント治療のメリット・デメリット
インプラント治療のメリット
- 強固に骨と一体化するので、自分の歯のように噛めるようになります。
- 天然の歯と区別が難しいほど、自然な出来上がりです。
- ブリッジのように他の歯を削らないので、残っている歯に負担をかけません。
- チタン合金です。生体親和性が高く、アレルギーにもなりにくい素材です。
- 自分の歯と同じように歯磨きできます。
- きちんとした手入れをすれば、長期(10年以上)の持続が可能です。
インプラント治療のデメリット
- 自費診療となるため、治療費が全額負担となります。
- 外科手術が必要となります。
- 治癒期間などが必要なため、入れ歯やブリッジなどに比べて治療期間が長くなります。
- インプラント手術後は、良好な状態を維持するため、日々のケアと定期メンテナンスが必要となります。
補綴に精通した医師がインプラント手術を担当いたします
歯科治療における補綴とは、インプラントをはじめ、つめ物・かぶせ物、入れ歯などの人工物で欠損した歯の見た目や機能を補うことをいいます。当院の院長は、これまでに大学病院の補綴科にて補綴について研鑽を積み、数多くのインプラント手術を実施してまいりました。これまでに培った豊富な経験を活かし、お口の状態やご要望に適したインプラント治療をご提供いたします。
手術当日に仮歯が入る「抜歯即時インプラント」に対応しています
ひまわり歯科クリニックでは、抜歯とインプラント手術を同日に行い、仮歯まで装着することができる「抜歯即時インプラント」に対応しています。抜歯と埋入を同時に行うことで、外科処置の回数や治療期間を減らすことができるため、体への負担も軽減されます。
抜歯即時インプラントの実施には、いくつかの条件がありますので、診査・診断結果を基に適応可能な場合にはご提案いたします。
症状やご要望に適したインプラントシステムをご提案いたします
ひまわり歯科クリニックでは、患者さまの口腔内やご要望に適したインプラント治療をご提供するため、複数のインプラントシステムをお取り扱いしています。
①バイオホライズン
バイオホライズンは、世界85カ国以上で使用されているアメリカ生まれのインプラントシステムです。1994年の創業より、長年研究を積み重ね、今なお進化をし続けています。
特許技術であるLaser-Lokという表面加工によって、インプラントに細かな溝が作られていることにより、骨の結合や軟組織の付着が促進され、骨吸収の防止や安定した予後が期待できます。
②アストラテック
アストラテックは、歯科先進国スウェーデンのメーカー「デンツプライ」のインプラントシステムです。人工歯根と人工歯のジョイント部分を一回り細くするプラットフォームスイッチングと呼ばれる方法で、インプラント周囲の骨吸収を防ぎ、骨としっかり結合するのが最大の特徴です。
さらに、通常より短いインプラント体なども存在するため、骨量が少ない症例や、神経までの距離が近い場合の症例で重宝します。
③オステムインプラント
オステムインプラントは、インプラントの3大メーカーであるストローマン・ノーベルバイオケア・デンツプライの特徴を盛り込んだインプラントシステムです。
1997年に韓国で誕生して以来、世界的にもシェアを伸ばしています。アジア人の骨格に適したサイズ、初期固定に優れた形状や骨との結合を考慮した表面加工など、様々な工夫が施されています。
インプラント治療のリスクを抑えるための対策について
外科処置が必要となるインプラント治療では、非常に稀ではありますが、神経や血管の損傷をはじめ、神経麻痺などのリスクを伴います。そのため当院では、精密検査の実施やインプラントガイドの使用など、さまざまな対策を行い、インプラント治療のリスク軽減に努めています。
歯科用CTによる精密検査の実施
適切なインプラント治療を実施するためには、インプラントを埋入する顎骨や周辺に存在する神経・血管の状態を正確に把握することが重要です。
当院では、事前に歯科用CTでの精密検査を実施し、顎骨の厚みや周辺組織の位置関係などを調べ、手術に伴うリスクの軽減に努めています。
徹底した衛生管理
インプラントを長期的に維持していただくためには、細菌感染への対策がとても重要になります。
当院では、患者さまにリスクを抑えた手術を受けていただけるよう、厳しい衛生基準を設け、オペで使用する器具の滅菌はもちろん、院内感染防止対策を徹底しています。
シミュレーションとガイドの使用
(※シンプラント社ホームページより転載)
当院では、シンプラントを使ったインプラント治療を行っています。シンプラントとは、インプラントの術前シミュレーションソフトです。
顎の骨は、骨の強度、形、神経の位置など、人それぞれです。インプラント治療を適正に行うためには、顎の骨の状態を調べることが重要なのです。シンプラントを使えば、リアルな3D画像で顎の骨の状態を把握できるので、実際の手術の精度も格段に上がります。また、患者様にもよりわかりやすく手術の経緯を説明することができます。
麻酔専門医による静脈内鎮静法
インプラント治療の際には、恐怖や不安から極度の緊張状態となり、体調を崩される方も少なくありません。
そのような方には、麻酔専門医が施す静脈内鎮静法という特殊な麻酔をご用意しています。眠っているような感覚の中、恐怖や不安などの精神的な負担を感じることなく手術を受けていただけます。
静脈内鎮静法についてのリスクや注意点について
- 麻酔中、極稀に呼吸がしづらくなったり、血圧が下がる場合があります。
- 手術が終わっても意識が正常に戻るまでは、医院内で待機していただきます。
- 帰宅の際は、危機管理が行える成人の方の付き添いが必要です。
- 当日は乗り物の運転、飲酒、激しい運動は控えていただきます。
- 静脈内鎮静法を行う場合は、当日に重要なお仕事をいれないようにしてください。
骨が足りない場合には骨造成法でインプラント治療を可能に
歯を失った部分の顎骨は、時間の経過と共に少しずつ退縮していきます。そのため、歯の欠損期間が長い方は、インプラント体を埋入できる骨量が足りず、手術が行えないという場合もございます。そのような場合に当院では、下記の骨造成法によって骨の再生を行い、インプラント治療の実現に努めています。
ソケットリフト
上顎のインプラント治療の際、顎骨の厚みが5㎜以上ある場合にはソケットリフトという骨造成法を行います。インプラントを埋入する穴に人工骨を挿入することで、足りない骨量を補います。(個人差もありますが、およそ4~5ヵ月程で押し上げた部分に骨が再生されます)
サイナスリフト
上顎のインプラント治療の際、顎骨の厚みが5㎜以下と少ない場合には、サイナスリフトという骨造成法を行います。歯茎を切開後、上顎洞を上に押上げた部分に人工骨を設置し、骨の再生を促します。(個人差もありますが、およそ半年程で必要な骨量が再生されます)
GBR法
骨量が少ない部分に、人工骨を設置して骨の再生を促します。骨の再生速度は歯茎などの軟組織よりも遅いため、メンブレンという特殊な膜で骨の再生スペースを確保しながら、骨の再生を待ちます。再生後はメンブレンを取り除き、インプラント手術を行います。
術後はアフターケア・メンテナンスでしっかりとサポート
インプラント治療は手術の成功はもちろんですが、埋入後のインプラントの健康維持がもっとも重要です。インプラントは人工物ですが、日々のケアを怠るとインプラントの歯周病と言われる「インプラント周囲炎」という病気を引き起こします。病気が悪化すると歯周病の症状と同様に最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうため、注意が必要です。当院では、患者さまの第2の歯となる大切なインプラントを末永くお使いいただくため、アフターケアや定期メンテナンスを通して、インプラントの健康維持に取り組んでいます。
板橋本町でリスクを抑えたインプラント治療をご希望の方へ
ひまわり歯科クリニックでは、歯を失った際の咬み合わせの回復方法の1つとしてインプラント治療をおすすめしています。患者さまが不安を感じることなく、インプラント手術を受けていただけるよう、リスクの軽減はもちろん、手術後のアフターケアにも力を入れています。板橋本町にてインプラント治療をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。